ユースリーチが描く持続可能な未来<Ⅳ>

SDGsのゴールって、なぜ17なのかな? 
「なんか、おかしいな」と思う違和感がある。飼育放棄された犬や猫だって救ってあげたいけれど、SDGsは人間本位のゴール と誤解されている?
ジェンダー平等では、男性の視点が足りていないのでは?と思えることもある。みんなの思いと考えも聞いて、自分たちのSDGsをまとめ、マスコミに発表したい!

SDGsに感じるモヤモヤを伝える方法を教えてください
信州大学教職支援センター准教授の荒井英治郎さんに聞きました。

Q.SDGsという枠組みがあるだけで満足している感じってありませんか?
目標を達成するという目的と、その手段がごちゃまぜになっていることがあるかも知れません。枠組みに満足し、まだ行動をはじめていない人もいるでしょう。だれに、どのような形で、共感を得るメッセージを送るかが問題です。

Q.私たちのモヤモヤをどのように伝えたらいいのでしょうか?
自分たちの主張を相手に理解し納得してもらうためにも、SDGsが決められた背景や原点をもう一度確認してみることが必要です。「変だよ」と思うことには、「なにが」と「どういう点が」を順序立てて伝えること。人の心を動かすには、気持ちと情熱を込めることも大事です。

Q.モヤモヤの解決につながるような方法はありますか?
マインドマップは、さまざまな考えを見える化する手法のひとつ。多世代から、多様な立場の人から考えを聞いて、なるべく多くの視点を取り入れる。出された考えをつなぎ合わせたり、付け加えたりして、違和感や困り感といったモヤモヤをはっきりさせる。どう解決するかは、次の段階。もし困っていることがあるのなら、それをいっしょに解決する方法を考えるなど、まずできることから、やってみることです。

マップのイメージ

インタビューの様子は、こちら↓からご覧いただけます

「やりたいこと」に向けて動き出すために、まずモヤモヤを見える化しよう!