ユースリーチが描く持続可能な未来<Ⅲ>

循環をテーマにしたキャンプをしよう!
キャンプしながら農作業して、収穫した作物を調理し、みんなで食べる。リンゴ狩りや草刈りでもいい。畑と食卓、自然と自分のつながりを見つけ、地域の人との出会いを楽しもう。
持続可能な社会に欠かせない“循環”を体感し、得たものを語り合って共有し、感動を広げ、共感を呼びおこそう!

「天空の里 いもい農場」の活動を教えてください  
長野市芋井地区で食農体験活動の場を作る、発足9年目の 「天空の里 いもい農場」 事務局長の西沢和宏さんに聞きました。

Q.年間を通じてさまざまな楽しい活動があるそうですが?
昨年は15回開催して、のべ650人が芋井地区に集いました。遊休農地を活用した農作業を軸に、春の「野草の天ぷらをたべてみよう」から、竹を使ったクラフト、田んぼの生きもの探し、おやき作り、文字絵リンゴ作り、芋ほり、干し柿作りなど、普段体験できないような「楽しいこと」がいっぱいです。参加を通じて地域課題を共有する機会にもなっています。

Q.農業体験活動に必要な条件ってあるのですか?
「トイレ・屋根のある休憩所・駐車場」の3つが必要だと思います。すべてが揃って豊かな活動ができます。幸い芋井地区には、地元で使われていない施設がありました。農業は人手ともいわれます。「無理せず、できる範囲」で実施することも、楽しく続けるための大事な条件です。

Q.地域の人たちは活動をどのように見ているのでしょうか?
活動の様子を「活動通信」にまとめ、地域の回覧板を通じて発信をしています。多くの人が集まり、地域の賑わいにつながっていること、子どもが一人もいない限界集落に子どもたちの歓声が響き、励みになるとお声をいただいています。
地域の魅力を発見し、地域の課題をいっしょに解決する一方で、地域の人たちから気にかけてもらえるような関係性が大事です。

インタビューの様子は、こちら↓からご覧いただけます

地域に関わって活動し学ぶことで、楽しさとエネルギーを見つけよう